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【菅登板】「庶民の気持ち理解」「誰でも同じ」(産経新聞)

 ■「普天間忘れずに」「毅然と対応を」

 菅直人新首相の地元・東京都武蔵野市や出身の山口県では4日、歓迎の声があがる一方、沖縄県民らからは普天間問題などで厳しい注文の声も聞かれた。

 武蔵野市のJR吉祥寺駅前では介護施設職員、原里枝さん(48)が「地元から首相が出るのはうれしい。世襲じゃないし、庶民の気持ちをわかってくれると思う」と期待を寄せる。

 また地方公務員、金子隆さん(37)は「小沢さんと距離があるのが良い。クリーンな政治をしてくれると思う」と評価する。

 だが、駅近くの居酒屋店長、奈須洋さん(57)は「政治家としてはおとなしいイメージ。選挙の時は元気がいいが、国会では居眠りしている姿しか見ていない。首相は誰がなっても同じ」とバッサリ切り捨てた。

 菅氏が高校の途中まで過ごした山口県宇部市では、中高の同級生ら約30人が飲食店に集まり、テレビの前で菅新首相の誕生を見守った。中高の同級生、東哲郎さん(63)は「厳しい状況だが、頑張ってほしい」とエールを送った。

 一方、沖縄県の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事は、県庁で記者団に「沖縄が感じている過重な基地負担を抜本的に改めるよう取り組んでいただきたい」と強調。同時に「沖縄の基地問題に(新首相が)目線を向けるまで時間がかかるかもしれないが、『お忘れなく』と言いたい。腰を据えて取り組んでもらいたい」と念を押した。

 普天間の隣接地区に住む新城清子さん(51)は「基地撤去は一番の願いだが、(辺野古のある)名護市民には同じ思いをしてほしくない」と指摘。辺野古で金物店を経営する西川征夫さん(66)は「沖縄は戦後65年間、米軍基地を押しつけられてきた。県民の思いを受け止め、国全体の問題として毅然(きぜん)と対応してほしい」と力を込めた。

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